留学生の声

「ここにいる理由 ~日本の冒険~」

八戸工業大学 工学部 生命環境科学科1年

李 鑫成(中国)

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 日本の大河ドラマを見ることを通して、私は日本の初歩的な認識を持って、その独特の文化、仕事、生活をはじめ、自分が苦しくても他人に迷惑をかけないように忍耐する日本人の態度や気持ちに、引き付けられた。特に、各地域で行なわれる伝統行事の祭りや、伝統的な文化、その地域の食べ物に深い興味が持ち、日本で生活をして、日本語や異文化をより深く体験するために、私は日本に来て、冒険を続けることにしました。

 日本に最初に来て長野の日本語学校に通っている間に、私は、日本全国を実際に見て歩き、比べた後、最終的に本州の最北端にある青森県の八戸という元気な町に来て留学している。なぜ、わざわざこんな遠い町を選んだのかというと、八戸は大きい町ではなくて、繁栄しているのは中心街しかない、娯楽も週末にみんな集まってお酒を飲んで歌っているだけで何もない町に見えた。しかし、こんな何もない町なのに、私を落ち着かせるようなものがある。それは日本独特の「わびさび」のアメニティーです。初めて八戸に来た時、飲み屋でインテリジェンスを収集する時に「種差海岸」という情報を獲得して、次の日、早速電車で行ってみた。そこで私は、遠くの孤帆を見ながら潮風に吹かれ、自分の将来のことをいろいろ考えていて、気紛れな気持ちもゆっくりと落ち着いてきたことがある。浅瀬では地元の人たちが小魚を捕っていて、昼ご飯の海鮮麺は、値段が高いですが、食材元の味と海の匂いが混じった最高のものでした。

 2018年4月の入学式の時、私は他の新入生たちのように、両親が一緒に参加するのではなく、重い荷物を持ち新幹線に乗って、ストレンジャーとして憧れの大学に向かって来た。最初は大学に入ったばかりで全然慣れない、大学生活に大切な書類を知らずに捨てたり、大学までどうやって行くのかもわからない、教室さえ見つからない。そして、一番大変だったのは高校卒業してから、6、7年が経って、もはや昔学んだことが思い出せない、全く初心者みたいにゼロから始めている。それに、日本語の勉強時間が短いので授業で先生が何を言っているのかほとんどわからない。1、2か月後にはだんだん分かってきて、先生が私のことを特別に配慮して、辛抱強く説明してくれた。今、それがすばらしい経験として素敵な思いになっている。

 また、いろいろな活動を通して異なる文化のもたらす異なる息遣いを感じさせ、視野を広めさせ、三沢の塚本さんや八戸の田鎖さん等多くの友人ができた。ここでは留学ではあったが孤独感はなかった。むしろここで感じたのは温かさや友好であった。友人がそばにいる所では温かさと愛に満ちており、心に温かいものが流れているものだ。

 将来は、遠洋漁業に勤めたいと考えている。夢は、いろんな国に行って、異文化を感じて、いろいろなことにチャレンジする冒険者の人生を歩むことです。今は、その経験を積むための一歩として、八戸で頑張っている。

 

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