留学生の声

青森大学だからこそ

青森大学 社会学部2年

游 佳樺(台湾)

aomoriu

 わたしは台湾の実践大学から半年間の短期留学生として青森大学に来ました。実は来る前に留学の期間がちょっと長くないか、わたしは本当にできるのかといろいろなことを考えていました。一人で外国にそんなに長い時間いたことがなかったので不安でした。ですが、青森に来てから「半年はどうしてこんなに短いの」と感じています。時間はまるで財布の中のお金みたいに、すぐなくなっていきます。わたしが留学する前、同じ大学の先輩が「また青森大学に留学したい」と言ったことがあるそうで、今のわたしはその気持ちが理解できます。もう留学生活の半分を過ごしました。もうすぐここから離れて台湾に帰ります。今すぐではないですが、みんなと別れることを考えると悲しいです。まだやりたいことをやり終えていないのに、もう終わってしまうのかという感じがあります。

 ほかの国から来た留学生たちと知り合って、みんなと友達になりました。大学には本当にさまざまな外国人がいて、普段よく見かける中国人、韓国人、ベトナム人だけじゃなくて、モンゴル人もいます。台湾ではモンゴル人に会ったことがないので、驚きました。日本にはたくさんの大学があるにもかかわらず、青森大学を選び、卒業をめざして、学部の勉強や日本語の勉強をしています。また、一緒に生活をすることを通して、絆を深めています。

 みんなで一緒にボートをこいだこと、大学祭に参加したこと、台湾と日本の料理を作ったこと、さまざまな交流会に参加したこと、自分でりんごを採ったこと、生まれて初めて雪を見たこと、友達と三日間の旅行に行ったことなど、これらは全部青森大学に来たからやれたことです。

 青森大学での生活の中で、今まで出会った人たちは優しくていい人たちだと気づきました。留学生のみんなだけじゃなくて、先生たちも親切にわたしたちの世話をしてくれて、わたしたちは先生の本当の子どものような感じがします。よく先生たちはお菓子をくれたり、どこかに遊びに連れて行ってくれたり、先生と一緒にカラオケに行ったりしたこともあります。先生たちの本当の子どもになりたいです。

 留学というのは、日本人の学生と一緒に授業を受けることだと思っていました。短期留学生たちは日本語の授業を受けることが多く、少し残念だと思います。ですが、日本人の学生たちとの授業は少ないですけど、大学には留学生向けの活動がたくさんあり、日本人と交流する機会が結構多いです。これらのいろいろな活動に参加できることは心からうれしいです。せっかく台湾から日本に来たのだからチャレンジしたいこと、まだ体験していないけど、これから体験してみたいこと、興味があることなどは全部やりたいと思います。

 最初はとても不安でしたけど、こんな素晴らしいところに来られて、わたしは今ここで自分の本当の気持ちが述べられます。留学のチャンスを与えてくれた人たちにふたたび心から感謝を申し上げます。

 

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