留学生の声

成長を実感しながら楽しむ日本での留学生活

東北女子大学 家政学部児童学科3年

刘 昭源(中国)

tojo

 私は小さい頃から両親と一緒に日本で生活をしていました。大学に入学してから両親が帰国することになり、在留資格も「家族滞在」から「留学」に変更となり、留学生となりました。

 中国の生活よりも弘前での生活が長いため、中国と弘前を比較することは難しいですが、弘前には四季の祭りがあり、季節を感じることができます。春は弘前城さくら祭り、夏はねぷた祭り、秋はもみじと菊人形祭り、冬は雪灯篭祭りがあります。これらは弘前が世界に誇れる文化だと思います。私は小さい頃からどの祭りにも参加しています。弘前は冬は雪が多くて大変だと感じますが、食べ物はおいしく、みなさん優しい人ばかりです。私は弘前が大好きです。

 東北女子大学のいいところは、女子しかいなくて少人数の大学だから、周りに気をつかう必要がないところです。友達も、留学生という接し方ではなく、普通の日本人の友達のひとりという感じで接してくれるので、安心して生活をすることができます。

 勉強はグループワークや実技が多いです。特にピアノの授業は個人指導なので、難しい楽曲も先生がていねいに教えてくださるので、上達が早い気がします。私はもともとピアノを弾くことが得意でしたが、大学の授業を通して、ますます好きになりました。

 幼稚園と保育園に教育実習にも行きました。最初は子どもたちと、どう触れ合っていいかわかりませんでしたが、かわいい子どもたちに「せんせい」と呼ばれ、とてもうれしくなりました。実習をする中で、どんどん先生になりたい気持ちが強くなり、現在はその目標に向かってがんばっています。

 大学の建物から岩木山が正面に見えるのも素晴らしいと思います。まわりにさえぎる建物がないので、とてもきれいに見えます。

 これからしてみたいことは、色々な所を旅行してみたいです。弘前以外のいい所を知り、日本の歴史や文化についてたくさん勉強したいと思っています。中国へひんぱんに帰ることは無いけれど、日本で学んだことを中国の人たちにも教えてあげる機会があればよいと思っています。大学の勉強以外にもボランティアなど、たくさんのことを経験して、自分の夢をかなえたいと思います。

 

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