留学生の声

私が見た日本人

八戸工業高等専門学校 建設環境工学科 第5学年

ムハマド ハキム ビン アフェンディ(ハキム)
(マレーシア)

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 日本で私の印象に残った話を二つしたいと思います。

 一つは、私が日本や日本人に最も印象づけられたのは災害に遭った時です。私は、日本に住んでいるあいだに、強弱の多くの地震を経験しました。私が気になるのは、日本が他の国とは違う地震計を使用していることです。マレーシアは地震の少ない国だったので、同じ測定スケールだったのかはわからないのですが、日本は、地震の強さを測定するために台湾と同じ震度スケールを使用します。それは、モーメントマグニチュードスケールおよび以前のRitcherマグニチュードスケールのようなマグニチュード測定とは異なり、震度の単位で測定されます。マグニチュードスケールは、地震によって放出されたエネルギーを記述しようとする試みであるのに対して、JMAスケールは様々なポイントでの振動の程度を表しています。JMAスケールとは日本の地震の震度が測り規模で、例えば東北地震は、8度で、熊本地震の場合には7と6lowerと分けされました。

 私の初めての地震の経験は3年生の時です。私の携帯電話がビッグ・シグナリングを開始し強い地震が起こると告げたのは、午前3時ごろの深夜でした。日本には地震発生直前にすべての住居に数秒前に伝える最も進んだ地震防災システムがあります。私の部屋が揺れ始めたときに私は恐ろしくなってすぐ外に出ました。しかし日本人のみんなは寝ていました。その事件の後まわりをよく見てみると、地震が起こっても、日本人にとっては地震がおこるのは当たり前だから落ち着いています。地震以外にも日本には、津波、台風、火山噴火などの自然災害が多くあります。幸い私がここに滞在している時に経験したことはありません。

 もうひとつ印象に残ったのは、北朝鮮が核ミサイルの試験を開始した2017年後半のことです。北朝鮮はアメリカを標的にしていたので、ミサイルは日本上空を飛び太平洋に沈みました。日本をはじめとする多くの国がミサイル発射実験を非難したのですが、北朝鮮の指導者は警告を無視し軍事目的を維持し進め続けていました。また、これは年末に会社でインターンシップをしていたときに起こったことですが、突然、午前6時30分ごろサイレンが鳴り、突然警報が鳴り響きました。ニュースは、北朝鮮が太平洋に向かって3発のミサイルを発射したと報じました。しかし、日本の人々は静かで合理的に状況を理解しました。これは私のような外国人のための良い見本です。

 このように日本の建物やインフラは台風や地震などの自然災害にも耐えることができますが、悲しいことに、人類にはまだ大きな津波を克服する技術はありません。自然災害に耐えることは、私の興味を引くものであり、私が日本で勉強したいことです。東北地方太平洋沖地震で日本を揺るがしたマグニチュード9.0の地震でさえ、東京と仙台の建物構造にほとんどダメージを与えませんでした。エンジニアが日本全国のビルに建設した基礎と構造が最も印象的でした。

 

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