留学生の声

日本で発見

八戸工業高等専門学校 物質工学科 第5学年

ファティマツザハラ ビンティ ザイノル
(マレーシア)

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 私は子供の頃から留学したいと思っていた。もし留学できれば他の国の文化だけでなく、いろいろな観光地に行ける。私の姉はイギリスに留学したので羨ましいと感じた。姉に負けないよう意志を持って、高校で頑張って勉強してやっといい成績もらった。その結果、日本に留学することができた。

 日本に留学してもう3年間経った。時間が早く過ぎたと感じている。2012年4月日本に来たばかりの時桜が咲く時期だからとてもきれいだった。日本は春、夏、秋、冬の四季がある。マレーシアでは一年中乾節と雨節に別れているので季節の変わりがあまり感じない。毎年、春になると日本の各地で美しい桜が咲き、人々を楽しませる。しかし、桜は咲いてからたった四日か五日で散ってしまう。そこで、桜が散らないうちに花見に行っていろいろなことを学ぶ。たとえば、農民達にとって桜は大切な意味がある。農民は桜の満開を見て、秋には米がたくさん実り、食べ物に不自由にしないことを願うと言われた。7月になると夏に入って、気温がだんだん上がって暑くなって雨も良く降る。この時にマレーシアの気候と同じように感じた。

 秋になると、寒くなる。11月あたりに紅葉が赤と黄色に色付くのが見える。冬になるともっと寒く感じる。12月下旬になると、お正月の準備で日本人のみんなが忙しくなる。

 日本人はどんな仕事をやっても、完成まで一生懸命にやる。私は街に出かけた時、道に沿って歩くと、いつもお年寄りが見られる。管理する人から散歩する人までのさまざまなお年寄りがいる。マレーシア人の考え方は、年取ったら家でゆっくり休んだほうがいいという考え方。逆に、日本人の生活を見ると、年齢関係なく、やれる仕事はやればいいと見なす。

 マレー語のことわざに「時間は金である」がある。時間の大切さを表す。日本人はこのことわざが当てはまる。時間ちゃんと守るし、遅れることなかなかないし、すごく規則正しくする人間だ。

 日本はマレーシアと比べるとさすがに便利な国だ。バスでどこでも行けるし、新幹線で短時間で遠いところまで行けるし、コンビニでいろいろな便利なこと用意してくれるし、本当に良い国である。特に日本は安全だと思う。夜一人で歩いても平気である。マレーシアでは夜遅く歩く時はタクシーに気をつけなければならない。shopping mallなどの駐車場も危険だ。特に閉店間際の人気のないシーンとした駐車場は周りを見渡しながら車に向かい、車に入ったらすぐにロックしないと危険なことになる恐れがある。

 日本に留学できてよかったと思う。勉強だけでなく日本の文化とか、生活、習慣いろいろ学ぶことができた。これからも日本にいる間、いろいろなことを体験してみたいと考える。

 

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