留学生の声

青森を好きになった!

青森中央学院大学 経営法学部3年

テープシュリーポンシン パッチャナンパット(タイ)

ku

 3年半前、私はタイで獣医になるため毎日、月曜日から金曜日まで、午前8時から午後6時まで勉強していました。そして、土曜日と日曜日も塾で勉強していました。しかし、持病のせいでこの分野の勉強を続けることができなくなってしまったので、文科系に変更し、タイの大学で勉強していました。タイの大学で私はビジネス日本語という学科を選び、1学期勉強していました。ちょうどその頃、父の友達が青森中央学院大学を紹介してくれました。それがきっかけで私は今まで青森にいます。

 青森に来る前に、ひらがなとカタカナしか勉強していませんでした。自分の名前はカタカナで書けたのですが、他の字はどのように書けばいいのだろう、とよくわかりませんでした。漢字が全然わからなかったからです。青森に来た頃はとても大変であり、ここに来たことは間違った決定だったのではないかと思いました。日本語も話せなかったし、料理も作れなかったし、地震もとてもこわかったです。すごく大変で、苦しく、泣きたいくらいでもう帰国したいと思いました。しかし、私はいい先輩といろいろな国からの友達に恵まれて、そのような苦しい思いが少しずつなくなっていきました。

 雪もそうです。タイではどこへ行くにも母と一緒に車でしたが、青森では一人で生活しているため、車もないし、タクシーに乗ると高いので、自転車とバスと歩きだけでした。私は自転車で転んだことがあるため怖いです。そうするとバスか歩きしかないのですが、実際に雪が降ると、バスは遅れて来るため歩きだけになりました。寒くて歩きにくくて何回も転びました。青森に初めて来た時、日本人のみんなから「雪が降ると、壁のように高いですよ」と言われていましたが、「百聞は一見にしかず」で体験すると「もう、いやだ、青森」と思いました。

 しかし、もう3年も経つと慣れてきて、この青森の季節が大好きになっています。青森の冬はすごく寒いですが、私は「暑い」季節より好きなのです。たくさん写真を撮ったり、雪で遊んだり、友達と一緒になべを食べたり・・・。特にこのような寒い時の青森のラーメンは絶品です。

 もちろん、冬だけでなく青森の四季も好きです。私の大学では、季節ごとに経験をさせてくれます。春にはお花見で友達と一緒に食べたり写真をたくさん撮ったり、夏にはねぶた祭りに参加してとても楽しかったです。秋には、紅葉狩りで写真をたくさん撮りました。そして、写真を撮ることが好きな私にとって、一年中、いろいろな景色を撮れる青森はとても好きです。

 私の青森留学は、もう3年経つので、残り1年間だけである。最初は青森のことが好きではなくて、何回も帰国したいと思っていましたが、青森が好きになった今はあと1年しかない、時間が早いと思っています。

 私は卒業したら、帰国の予定があるので、今おいしい日本料理を食べたり、雪を遊んだり、紅葉を見に行ったり、美しい桜を身に行ったりなどの機会がなくなると思うと、どうなってしまうのだろうかと考えてしまうようになりました。帰国したら、絶対青森のこと思い起こすはずです。なぜなら今は青森がもう一つの家のように感じるからです。私は本当に青森が好きになったようです。

 

「留学生の声」へもどる
 
あそさについて