留学生の声

私の日本留学生活

弘前大学 人文学部特別聴講生

ソン・ヒョンウク(大韓民国)

hirosakiu

 軍隊の生活をしていた2009年、これからの進路について考えたことがありました。2007年、1年生の時日本の東京にある大学に交換留学をした先輩の日本の生活に憧れ、私も兵役を終えて日本に留学することを決めました。

 私はそもそも日本語の専門でもなかったですし、日本語能力資格は何一つも持っていませんでした。しかし、2010年の3月に兵役を終えてから日本語の会話の練習や友達との2回にわたる日本旅行を通じて日本留学に対する志を大きくしました。休学の時期が終わって、大学に復学して留学に行くための資格を備えるために日本語能力試験の勉強を一生懸命しました。そして、3ヶ月間の勉強を通じて日本語能力試験N1に合格し、日本に留学することができました。

 弘前大学に留学したことは私にとって大きい影響を与えてくれました。元々東京への留学を考えて準備したのですが、私が弘前大学を選んだ理由は周りの推薦があったからです。私の5年前に東京に留学をした先輩は私に「東京に留学すると君はあまり日本人の友達に色々な面倒を見てもらえない」と教えてくれました。それが事実かどうか分かりませんが、今の私は日本で生活している中で日本人や他の外国人の友達の細かな心遣いのお陰で豊かな生活を過ごしています。弘前は東京や横浜など元々志願しようとした地域に比べたら小さい規模ではありますが、情が深くて愉快な日本人の友達と活発な交流をすることができます。弘前は本当の日本を味わうにはこの上ないほど良い町です。

 そして、日本での初めての夏休みの間の旅行も私の視野を一層広げることになりました。ドイツの友達と北海道を旅しながら様々な人たちと出会い、色々なものについて話し合うことによって日本の社会、政治、経済など日本国内の状況を理解することができました。

 結局、弘前だからこそ、こんなに日本のことを理解し勉強ができたのではないかと思います。数えきれないくらいのたくさんの絆を作りながら経営や日本語などの専門分野にとどまらない知識を得て、本当の意味での交流をすることができました。

 私はここでの貴重な経験や私が今まで勉強したものを活かして将来観光の分野に進みたいと思っています。なので、この多くの経験や様々な文化を持つ人たちとの交流は、私が韓国に戻り観光分野への進路を考える際に大いに役に立つ大事な時間となりました。

 ここでの留学生活は自分の人生に本当に大きな影響を与えてくれました。後悔のない留学生活を過ごすことができたこの弘前大学に私は感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

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