留学生の声

ありがとうの心

青森中央学院大学 経営法学部4年

呂 昂(中華人民共和国)

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 皆さんは人間と人間を結ぶコミュニケーシュンの言葉、ありがとうの意味を考えてみたことがありますか。

 考えてみると、私たちの周りにはありがとうの意味がたくさんあります、空気はなくてはならない物ですが、無料で与えられます。草や木、花は私たちの心をなごませ、酸素を供給してくれます。座っている椅子、書いている机は、だれかが作ってくれた物です。どんな小さい物でも、自分で作った物ではなく、だれかが作ってくれた物です。ですから、感謝の言葉を言うべきじゃありませんか?

 こうしてみると、何から何まで、始めから終わりまで、自分ひとりで自分に与えることができる物はまずありません。例えば、生まれてきた、私たちの生命は両親が与えてくれました。服は工場の工員が作ってくれます、食べ物は農民がうえてくれます。この平和な社会で、いい教育を受けられます。でも、私たちはそんなすべてのことにありがとうと言いません。

 自分がまちがって、批判を受ける時も、ありがとうと言い忘れてはいけません。もし、ありがとうをいうことを忘れ慣れてしまうと、私たちの成長はありません。以前、私はこんな体験をしました、自身を持って、重要な任務を担当したとき、ある先輩は私にそれはだめだと否定的な意見を言いました。その時、私はその批判を受けれられませんでした。先輩と口げんかをしましたが、その後、自分でよく考えて、自分の短所を指摘してくれた人を恨むべきではありません。その声をじっくり聞いた後、先輩の言葉の意味が理解できて、私は成長することができました。先輩を恨むよりむしろありがとうと言うべきだと思いました。感謝の気持ちを持つと、毎日の生活は恨みが少なくなり、心は寛大になりました。

 他人と対等に話ができるのは嬉しいことです。人間が一番嬉しいと感じるのは、他人に認められることです。私たちは言葉というもので、お互いの気持ちを伝えることができます。ですから、みんなの感情がだんだん深まります。だから、家族、友人、知りあいなど、いろいろな人間関係にも、ありがとうを言いましょう。ありがとうの心を持ってください、人間にとって大切なことは自分の心の中のありがとうを大切にすることだと思います。

  ありがとうの心を持つことは、人生でとても幸せなことだと思います。この人間社会のコミュニケーシュンはきっと潤滑になります。感謝の心が薄ければ人の進歩向上は止まり、生きている喜びも十分には味わえません。

 青森に来てからもう3年間を経ちました。青森のおかげさまで、たくさんの友達と知り合って、いろいろなすばらしいの自然景観と人文歴史も知りました。私にとって、これらは大切な経験だと思います。このほか、3年間で苦しいの一面もあります。異郷にたった一人での孤独感、他人に認められないのしょうがない、前途をはっきり見えない困惑感、私にとって、これらも大切な経験だと思います。楽しいでも、苦しいでも、ありがとう!もしこれらを体験しなかったら、現在の私がいません。

 ありがとう、ありがとう。人や物に対する感謝の気持ちをいつも忘れずに、毎日を暮らしたいものです。

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