二度と経験することのできない場所

弘前大学大学院　社会科学研究科２年

オギ・ジョンス・ダビット（インドネシア）

　時々地元の人と話しをすると、たいてい話題は私の出身の様子についてです。季節とか果物などについてを主な話題として情報を分かち合います。彼らは私の出身の情報について関心を持っているらしい。彼らは直接私の住む場所へ一度も行ったこともありませんが、私は彼らが私の話を聞いて、そんなに関心があるのかと感動します。私の出身地にも同じ部分が少なからずありますが、弘前市と比べる資格はないと思います。自分の出身は良くないわけではありませんが、弘前市は自分の住む場所よりもすごく素晴らしいところだと思います。

　何回か市内を歩き回って、地元の方々の活動を直接自分の目で見て、勉強になりました。ゴミなんかは決められる場所にしかないです。それは素晴らしいことではないでしょうか。公園も市民のために開放され、私は外国人ですが、運動をする時は、涼しい公園でやっています。

　そして、リンゴも日本全国の人が、もしかすると世界の多くのリンゴを食べる人たちも弘前産リンゴを知っているかもしれません。確かに美味しくて、品種もいっぱいあります。私はリンゴ畑の景色を眺めるだけで、すごいなあと思います。そして、リンゴ畑に囲まれる緑の林を見るだけで、気持ちいいなと感じながら、本当に弘前市に来て短期間のうちに体験すことができて、素晴らしい経験だと思います。いい所に来たなあという気がしています。

　それから、桜といえばやはり弘前城がある弘前公園で育てられている桜が日本全国に有名な桜だと知られているようです。私はこの二年間，桜の花見祭りを楽しみましたし、日本国内の観光客もいっぱいやって来て、外国人の観光客も少なくなくて、本当に素晴らしいです。

　また、春、夏、秋、冬全て体験することができてよかったです。季節が変るとたとえ冬の厳しさと夏などの親切さを直接感じられる。祭りも季節によってさまざま伝統的なあるいは、地域の文化を参加することができて、素晴らしいと思います。私は，この四季を体験することで、地元の方々は賢く立派になるはずだと思います。なぜなら、季節が変るとどのようにすれば、あるいは、どのように暮らせばよいのかをいつも考えて工夫しているからです。

　全て良いことばかりではないですが、私の人生の中の一時期を，いろんなことを勉強し、自分の目で見て，感じ取ることができたこの地，弘前市は，自分自身の歩む道の歴史にきれいな所として書かれると思います。これからも、この素晴らしい経験を忘れずに、感じ取ったことを頭に受け止めて、自分の国、それから周りにいる友達たち、家族にぜひ伝えようと考えています。