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私はHIROSAKER

弘前大学 人文学部特別聴講学生

金 恵珍(韓国)

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 私は現在弘前大学に交換留学生として来た金恵珍と申します。もうここに来てから五ヶ月も経ちました。まだ来たばかり気がするのに時が早いです。

 初めて空港に着いた時見えたのは本当に畑と田んぼばかりで私と一緒に来た友達は言葉を失ってしまいました。「本当にこれからここで一年間生ていけるか」と思いました。幸いに畑と田んぼだけではありませんでした。どんどん建物も見えてなかなか都会のような姿が見えて「ここなら生けるかも」とホッとしました。今思い出したら笑ってしまいます。

 今はもう弘前に慣れて高い建物や複雑な道路をむしろ嫌うことになりました。私の友達は、東京に行って非常に気持ちが不快になって青森に着いたらやっと楽な気持ちになったと言っていました。こんなに美しい自然に恵まれたところに住んでいる私たちは都会人ではなく、もう田舎の人になりました。ここはどこを見ても自然、どこに行っても自然、本当に自然ばかりです。それで私たちは恵まれていると思います。旅行に行ったらいくらでも東京や大阪に行けますが、青森には来ることはあまり易しくないので、むしろ良かったと思います。

 夜になったら弘前の夜空はすごくきれいです。私はこんなに美しい夜空を見たことがありません。星がいっぱいの夜空を見ると幸せになります。また一番美しかったのが桜でした。四月に来てから日本で始めて見た桜は口で言い表せないものでした。すごく美しくて口が閉じられないほどでした。「日本に来て本当に良かった」とはじめて思った時がその時でした。夜桜もすごくきれいで寒さで震えながらも、うっとりと見ました。写真ではその美しさを全部納めることができなくて残念です。それで弘前の星と桜を私の心に納めて帰るつもりです。

 私は今弘前大学国際交流会館という所に住んでいます。ここには韓国人はもちろん、色んな国の学生が一緒に住んでいてたとえ一人暮らしでも寂しくないのです。また他の国の人とも友達になって日本語を使って話せるのが面白いです。それぞれの自分の国の料理を作ってもらえ、ここは日本なのに色んな国の文化にも接することができて楽しいです。私は中国人の友達に日本語で韓国語を教えながら私は友達に中国語を教えてもらっています。本当に面白いです。

 弘前大学には留学生の為のプログラムがたくさんあっていつも忙しいです。はじめて来た時は日本人の学生をチューターとして付けてくれて、より早く日本の生活に慣れることができました。またホストファミリーという日本の家族と本当の家族のように過ごせるプログラムがあって、申し込んで日本の家族に出会いました。私のことを娘のように考えてくれて本当に心強いです。ホストファミリーに出会ったことが私にとっては本当に大切なもので私の楽しみです。

 またホームステイのプラグラムもあって申し込みました。ホームステイができる連絡先の中で知り合った方がいて、その方の家に二泊も泊まりました。日本の家庭に泊まることは初めてで、とても楽しかったです。ホームステイの方はもう私の第二のホストファミリーになりました。

 弘前の国際交流センターの先生たちも優しいし、皆良い先生たちでここで勉強するのも楽しいです。弘前大学は本当に留学生のためにたくさんのことを準備しているようです。いつも留学生に気を使ってくださって感謝しています。また、こんなにお金でも買えない良い御縁をプレゼントされてくださってとても感謝いたします。

 毎日毎日ここの生活が楽しいです。これはここの人のお陰だと思います。私の良い友達チューター、愛するホストファミリー、いつも良い物があったら下さるありがたいホームステイのりんごおじさん、良い先生たち、それ以外でも弘前には人情厚い人々がたくさんいらっしゃって、私は幸せです。今は私も,もう弘前を愛することになってしまって、弘前が第二の故郷と思われます。それで私と友達は時々「私はHirosaker」と言います。「Newyork」に住む人は「Newyorker」だから弘前に住む私たちは「Hirosaker」だという意味です。

 残った時間ももっと楽しく過ごしたいです。一所懸命勉強もしながら、良い人々と良い御縁作りながら、弘前で一生忘れられない思い出をたくさん作ろうと思います。今度の長い冬も楽しみにしてます。弘前大学へ来られて心から良かったと思います。

 

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