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留学生の声

私は青森が好きです。

青森公立大学 経営経済学部3年

梁 リナ(韓国)

ヤンリナ

 青森市と私の地元である韓国の平澤市は、1995年の友好交流協定の締結以降、これまで教育・文化・農業分野での交流を進めています。

私は、高校2年生の時にその交流の一環として青森市の高校生12人を平澤市に招いた交流会に参加しました。平澤市からも12名の高校生が参加し、2人1組になってのホームステイや、両国の文化を深めるプログラムに参加したりしながらお互いの国を理解しあう交流会でした。4泊5日という短い時間でしたが、私たちは固い友情で結ばれ、交流が終ってからも、私は青森の友達とメールや手紙のやり取りを続け、日本語の勉強はもちろん日本についてもっと勉強したくなりました。そして高校3年の夏休みには、その友達の招待を受け、1人で青森に来ることができました。

 私にとって初めての日本である青森は、ねぶた祭りのパッションと和やかな雰囲気が感じられ、一週間の旅で、私は青森の魅力にすっかり心がひきつけられました。その後、私は青森市と平澤市の交流の一つである青森公立大学への留学のための勉強を始め、青森にいる友達やその家族、また交流会で出会った韓国の友達などの応援に支えられ、2007年、ついに青森公立大学へ留学することができました。交流会の時、高校生だった私達は、皆いつの間にか大学生や社会人になりましたが、今でも交流は続き、とても仲良くしています。中には、私以外にも日本に留学に来ている友達や、逆に韓国に留学に来た友達もいます。中々みんなで会うことは出来ませんが、たまに連絡を取り合うとみんなそれぞれが、それぞれの方法で日韓交流に関わっていて嬉しく思います。

 大学入学後、私は学内の韓国サークルを始め、あおもりコリアネットワークというNPO団体で一般市民の方に韓国語や韓国文化について教えるなど、青森の国際交流に積極的に参加しています。青森の方達だけではなく、青森にいる他の国の方達との交流も、私にとってとても楽しいことです。一緒に様々な国の料理を作って食べたり、お互いの言語や文化を教え合うことで、ひょっとしたら寂しかったかもしれない留学生活も、とても楽しく過ごすことが出来ています。また、春の弘前桜祭り・夏のねぶた祭り・秋の八甲田山の紅葉・冬の雪といった青森の四季も、私の留学生活に活力を与えてくれています。

 卒業後、韓国に帰るか青森に残るかは、まだ分かりません。でもいずれにしても、私の「青森が好き」という気持ちは変わりません。どこにいても、青森でもらった様々なことを忘れないで、私ができる限りのことを青森のためにやって行きたいと思っています。

青森の皆さん、よろしくお願いします。

 

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