広報あそさ表紙
広報あそさ目次
あそさについて
留学生の声
トピックス
留学生交流行事
留学生関連資料
関係機関リンク
お問合せ
発行人
留学生の声

はじめまして!青森!

青森中央学院大学大学院 地域マネジメント研究科2年

チョーティパン・ワシニー(タイ)

hachinohe_i_student

 日本といえば、外国の人たちがすぐ思い浮かぶのは、日本の首都である東京都、清水寺や金閣寺など日本を代表する神社仏閣が存在する京都、オフィスビルが立ち並び、活気に満ちた大阪、といったところだろう。しかし、日本の中には、伝統文化や美しい自然に囲まれるところがまだまだいっぱいある。青森もその中の一つだ。

 私が、初めて青森と知り合ったのは去年だった。
タイのカセサート大学を卒業し、3年間日系企業で働いていた後、青森で進学すると決意した。それにもかかわらず、青森のことをあまり知らず、長期間自分の生まれ育ったタイという国を離れたことのない私は、不安と心細い気持ちが溢れていた。「青森ってどんなところだろう」、「青森で一人暮らしをすることができるだろうか」など、悩みの言葉を延々と頭の中で繰り返していた。しかし、将来のため、「前に進む」という意識を持って、青森へ向かった。

 2008年9月12日、自分の将来を不安に感じていた私は青森に到着した。その日、青森中央学院大学の職員が空港まで迎えに来てくれた。青森中央学院大学に向かっている車の中で、青森の美しい自然風景が目に入って、穏やかな雰囲気を味わって、いつの間にか気持ちがすっかり落ち着いた。その時、「こんな落ち着いた雰囲気があるところなら、もう心配いらないじゃないか」と私は心の中で自分と話した。そして、そのようなファーストインプレッションから始まって、青森の魅力がまだいっぱいあるだろうと思った。結局、その魅力がどこにあるかをこれから2年間自分の目で見ようとし、青森での新しい生活を楽しもうと思い直した。

 その日から今までもうそろそろ1年になる。この間、豊かな自然、四季を通じてさまざまな魅力を満喫できた。また、青森の気候、歴史、文化に基づいた独自の食文化と地域文化も体験できた。さらに、いくつかの国際交流活動に参加することができた。それぞれがさまざまな印象を私に残した。

 【自然・四季】
雪:私の出身地であるタイでは、年間平均気温約28℃で、雪が全く降らない。そのため、青森の冬、自分の初めての雪をずっと楽しみにしていた。そして、11月に入り、やっと初雪がきた。空から降っている美しい雪の結晶を見、知らず知らずのうちに窓を開け、雪の結晶を触ろうとした。部屋の窓から見た初雪の風景は今でも心の中に残っている。私にとっては感動的な初雪だった。

 【食文化】
ほたての貝焼き味噌:大きなホタテの貝がらを鍋にして、だし汁にみそと卵をといて作る青森の郷土料理である。冬の寒い日にその珍しい貝がらの鍋料理は青森らしい雰囲気を感じた。

 【国際交流】
2009ジュニアグローバルトレーニングスクール:この3日間の活動では、青森市内の小学生、違う国のスタッフと一緒にゲームをし、交流活動することができた。短い期間だったが、みんなの笑顔と笑い声はこれからずっと忘れられない思い出になる。

 青森に来て、初めて青森ならではのこと・ものが体験できた。それらは私の11カ月の青森留学生活を楽しみ、喜び、感動であふれさせていた。そして1年後、青森の魅力にどのように出会うか、どのようなことと触れ合うかをもっと楽しみにしている。

 青森、これからもよろしく。

 

「留学生の声」へもどる
 
あそさについて